全銀フォーマットとは?
全銀フォーマットは、企業と金融機関などの間で振込・口座振替データを受け渡すために使われる固定長のファイル形式です。呼び方、用途、レコード構造、文字コードを初めて扱う方向けに整理します。
全銀フォーマットとは
全銀フォーマットは、総合振込、給与振込、賞与振込、預金口座振替などのデータを、法人インターネットバンキングや業務システムへ取り込むために使われるファイル形式です。一般に「全銀協規定フォーマット」「全銀データ」「FBデータ」と呼ばれることもあります。全銀協は、全国銀行協会の略称です。
銀行間送金を処理する「全銀システム」そのものと、企業が銀行へ渡す全銀フォーマットは同じものではありません。このページでは、企業側で作成・確認する120バイト固定長のファイルを扱います。
誰が、どのように使うか
一般的には、企業の経理・給与担当者が会計・給与・請求システムなどでデータを作成し、法人向けインターネットバンキングや接続サービスから金融機関へ送信します。
利用申込、利用できる種別、委託者コード、ファイル名などの条件は、金融機関や契約サービスごとに異なります。利用前に契約先の案内を確認してください。
どのような業務で使うか
総合振込
取引先や仕入先など、複数の振込先への支払いをまとめて依頼します。
預金口座振替
顧客口座からの引落依頼と、金融機関から返る処理結果を扱います。
給与・賞与振込
従業員への給与または賞与の一括振込に使います。
預金口座振替変更通知
口座振替情報の変更内容を通知するファイルです。
4種類のレコードで構成する
| レコード | 識別 | 役割 |
|---|---|---|
| ヘッダー | 1 | 種別コード、委託者・振込依頼人、指定日などファイル全体の条件 |
| データ | 2 | 振込先・預金者、口座番号、金額などの明細 |
| トレーラ | 8 | データ件数や金額などの集計 |
| エンド | 9 | ファイルの終端 |
120バイト固定長と文字コード
各レコード本体は120バイトです。数字項目は右詰め・ゼロ埋め、文字項目は左詰め・半角スペース埋めが基本です。文字コードはShift_JIS / CP932を前提とし、数字、英大文字、半角カナなど、項目ごとに使用できる文字が決まります。
CRLFを付ける場合は120バイトのレコード本体の後ろに2バイトの改行が続くため、ファイル上では1行122バイトになります。詳しくは120バイト・Shift_JIS・改行の解説で確認できます。
全銀フォーマットとCSVの違い
| 比較 | 全銀固定長 | 一般的なCSV |
|---|---|---|
| 項目の区切り | 決められたバイト位置 | カンマなどの区切り文字 |
| 1レコード | 本体120バイト | 列数・文字数により可変 |
| 不足桁 | ゼロまたはスペースで埋める | 通常は埋めない |
| 文字コード | Shift_JIS / CP932が中心 | UTF-8など複数 |
Zengin Fileでは、Excel / CSVの振込一覧から総合振込21・給与振込11の固定長ファイルを作成し、生成後に同じ検査ルールで再検査できます。詳しくはExcel・CSVから全銀ファイルを作成する手順で確認できます。
金融機関ごとの差異があります
標準的なレコード構造が同じでも、委託者コード、未使用項目、改行、ファイル名などの扱いは金融機関や業務システムによって異なる場合があります。公開仕様による検査を通過しても取込成功は保証されないため、契約先の最新仕様を確認し、実際の取込先で事前にテストしてください。
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Beta版です。検査・生成結果は、実際の取込先で必ず事前に確認してください。